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新型コロナウイルス感染症「地域で関わる皆さまへアンケート調査」

新型コロナウイルスの感染拡大を受け 、医療・介護従事者の皆さまにおかれましては、ご心労いかばかりかとお察し申し上げます。


新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、日本では医療崩壊を防ぐために、重症者の治療とケアの観点から、高度医療を実施する医療機関を中心に注意が向けられています。 しかしながら、これからの地域医療を考えると、在宅など病院外の療養に移行した軽症患者への対応など、地域における医療提供体制の確保・強化が重要であると考えています。 特に、在宅療養中の高齢者においては「発熱」が緊急往診の理由として最も多く、今後はコロナウイルスも念頭においた在宅介入が必要となります。そこには、患者の隔離やサポート以外にも、私たち医療従事者自身の安全確保や、医療機関との連携など多くの問題が生じます。

そこで、いま地域で最前線で在宅療養を支援している皆さんが困っていること・悩んでいることについて、より多くの方のお声をお聞きできればと考え、MedicalCareStation上でアンケート調査を行いました。 15都府県から40名の方にご回答いただきましたので、その集計結果をご報告いたします。









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