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地域の医療介護職のプラットフォーム

 

「心不全は生活の場で診るものである」

 


 これまで、循環器疾患の行く末である心不全の増悪、繰り返す再入院を地域の臨床現場でみてきました。いかに再入院を抑え、在宅療養を継続できるかを考えるなかで、ひとつの大きな問題があることが分かりました。それは、地域の循環器を専門としない医療介護職が感じる「心臓という病気に対する不安」です。

 地域の医療介護職は、気軽に基幹病院の循環器専門医師や看護師へ相談することはできません。また地域の専門医の先生方も同様です。

 そこで、都市部や地方にかかわらず、いかに地域医療介護職と循環器専門医療職との距離を埋めることができるかを考えました。それがHeart Care Station。ICTを利用した循環器疾患の最新の情報提供とコンサルテーションサービスになります。

 Heart Care Stationに登録すると、循環器専門医師や心不全認定看護師から定期的に配信される基礎から応用までの循環器疾患の病態や管理に関わる情報を閲覧できます。またそれだけでなく、非公開の個別対応コンサルテーションも行うことができます。

 Heart Care Stationは循環器疾患をもつ患者が、どこに住んでいても住み慣れた地域で長く過ごすことを可能にするため、地域の患者を支える医療介護職の学びと相談のコミュニティの場であるプラットフォームができることを目指します。

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