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慢性心不全看護認定看護師より:第20回 便秘について

便秘の自覚はありますか?下記、6項目のうち何項目にあてはまりますか?

  1. 排便の4回に1回は、いきみがある

  2. 排便の4回に1回は、兎糞状便または硬便がある

  3. 排便の4回に1回は、残便感を感じる

  4. 排便の4回に1回は、閉塞感やつまった感じがある

  5. 排便の4回に1回は、用手的(摘便、お腹を圧迫する)に排便の介助が必要

  6. 自発的な排便回数が週3回未満


Gastroenterology 2016;150:1393–1407より引用

心不全患者さんの消化管では心拍出量低下に伴う相対的な虚血やうっ血によって上皮の吸収障害やバリア破綻が生じ、循環血中に腸内細菌由来のエンドトキシンが増えることで炎症反応が活性化され、心不全がさらに増悪すると考えられています。

そして、過度な努責は血圧上昇を招き、心負荷を増加させるため、食物繊維を多く含む食事や緩下剤の調整を行ってコントロールしていきましょうとよく聞きますが、いったいどれだけの人が便秘となっているのでしょうか?



ゆみのハートクリニック(東京)

慢性心不全看護認定看護師

髙圓 恵理




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