更新日：2018年11月27日
これから心不全看護認定看護師のわたしたちから、心不全の病態や管理について基礎から応用まで定期的に情報発信していきます。
毎回、最後に問題を作成します。答えは添付ファイルの中に隠れていますよ。
第1回は「心臓の解剖生理」についてです。
心臓には4つの部屋（左右の心房・心室）と扉（大動脈弁、僧房弁、三尖弁、肺動脈弁）があります。
血液は、肺静脈→左房→左室→大動脈と流れ全身の細胞に酸素と栄養を届けています。
その後、全身から心臓に戻り、右房→右室→肺動脈と扉を開け、部屋を通り抜け、肺でガス交換を行います。
【問題】
心臓は1日に何回動いているでしょうか？
①1万回
②10万回
③100万回
ゆみのハートクリニック（東京）
慢性心不全看護認定看護師
髙圓 恵理
今回は肺の聴診についてお伝えします。通常、正常な呼吸数は1分間に12～18回でリズムも規則正しいですが、心不全を疑う呼吸困難などの時には、横になると呼吸が苦しくなるか、夜苦しくて目が覚めるようなことがあるかなど状況を聞いてみます（問診）。そして肺の音を聴き（聴診）、頸静脈が...
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頸静脈視診は簡単に行えるので、心不全診療においてぜひ活用したいアセスメントです。 頸静脈は右心の手前にあるため、頸静脈が怒張しているということは、全身から心臓に向かう血管の「交通渋滞」が起きているということが考えられます。坐位で頸静脈が怒張していて、仰臥位にてその増強を認め...
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